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バンカーショットのインパクト前後を解明せよGOLF PLACEが挑む弾道測定器の新活用法とは?

2023.06.26

「インドア施設のバンカールームに、新しく開発した機材を導入してもらえたので是非見て欲しい」

 

と、ディテクトの浮谷社長より電話をもらった。 元々、高精度の高速カメラを手頃な価格で実現し、優れたコストパフォーマンスの製品を提供するディテクトは、画像解析機器の専門メーカーとして医療をはじめ大学や企業の研究部門など、さまざまな分野から信頼を寄せている。

 

指定された場所は、西武新宿線上石神井駅。南口を出て正面の中央通りを真っ直ぐ、にぎやかな商店街を7分ほど歩いたら右手にあった。

インドアゴルフクラブ GOLF PLACE(60坪)

入ってすぐのカウンターで挨拶。右手を覗くと、大きな練習グリーンが飛び込んできた。左手には砂の入ったバンカールーム、さらに奥へ進むと打席が4つ並んでいる。突き当りの個室には、クラブフィッティング専用打席&工房施設がある。

 

現在の会員数は約230名で、同店を運営するCGAの山崎康寛社長に話を聞いてみると、「以前は隣駅の石神井公園で、フィッティング工房を19年運営していました。ここへ移ったのは昨年6月で、移転を機にインドアゴルフスクールを併設したんです。インストラクターは、全員ベストスコア64以下の強者で、ツアープロを含め計6名体制(うち女子プロ1名)でレッスンを行っています」

 

と前置きして、こう続ける。

「当店にはバンカー専用打席がありますが、プロが打ち方を教えてもなかなかイメージが伝わらないという声を聞きましてね。そこで、フィッティング打席から『プリズムプロ』を移動。ラップをぐるぐる巻いて、砂が入らないようにしてバンカールームで試してみたんです。すると、インパクト画像がメチャメチャ分かりやすくて、厚く入ったり薄く入った時の砂の飛び方の違いや、ヘッドの入る位置によって飛ぶ砂量やボールの勢いが一目瞭然。これなら説得力が増すと確信しました。現在は、防塵仕様の『SB-POD』を常設して、ディテクトさんと試行錯誤しながら、日々改良を行ってます」

ゴルファーのことを第一に考えた豊かな発想をしていると感心した次第。

 

今回導入した『SB-POD』は、小型&軽量で持ち運び可能な高精度弾道測定器『プリズムプロ』の機能を簡素化したモデルという位置づけになる。搭載される高速度カメラは1000コマで、ストロボは30000分の1で撮影を行う。

『プリズムプロ』を5打席に導入

バンカールーム以外の5打席は、すべて『プリズムプロ』を導入。インドアレッスン施設やゴルフ量販店の試打室などに広く採用されている、コンパクトで軽量の高精度弾道測定器である。

 

定評のある『プリズム』から『プリズムプロ』に進化してからは、高速カメラが秒間1000コマから1500コマに増え、さらに細かく鮮明な画像でボールやクラブの挙動が見られるようになった。

 

さらにここの施設には、オプション設定の天井カメラも導入されている。異なるアングルからの撮影によって、バックスピンや打ち出し角などの数字だけでなく、クラブの入射角や軌道が数値とともにより正確に、わかりやすく画像で確認できるのだ。

 

2022年6月の開店以来、レッスン会員はゴルフキャリアの長い男性が多いとのこと。レベルに応じてデータや画像を活用ができるのが『プリズムプロ』のメリットのようだ。操作も簡単で使いやすい。また視覚的にわかりやすく、スイング動画がショット後に自動再生してくれるので、フリー打席で一人で練習するときにも重宝するという。

 

顧客の意見に耳を傾け、それを具現化する開発力。そして実際の施設に則した、最良の提案とカスタマイズ力。ディテクトが多くのレッスン施設やゴルフ販売店に支持される理由を覗かせる。

 

取材協力:インドアゴルフGOLF PLACE

〒177-0044 東京都練馬区上石神井1-25-3

 

参照:GEW「バンカーショットのインパクト前後を解明せよGOLF PLACEが挑む弾道測定器の新活用法とは?

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